2−3−2 ボーリング調査結果

本地点では、平成13年度に、想定される断層を挟んで、UGB−13、UGB−14の2本のボーリングを実施している。その結果、2本のボーリング間において、約1000y BPの年代値を示す試料を含む砂層の基底と、その下位の礫層の基底で2.3 mの標高差が確認されたため、砂層と礫層を変位させている断層が存在する可能性が高いと考えられた。

本年度調査では、上盤側に位置すると判断されたUGB−13と、下盤に位置すると判断されたUGB−14の中間地点で、ボーリングUGB−16を実施した。ボーリングの結果、UGB−16での基盤の深度はUGB−13に近いことから上盤と判断し、断層通過位置はUGB−16〜UGB−14間であると推定した。地質断面を図2−13に示す。