(1)ボーリング調査の概要

ボーリング調査は、地下極浅部の構造を把握し、活断層の通過位置の特定、変位量、完新世堆積物の年代を解明することを主目的とした。

ボーリングの調査地は、青川上地区、宇賀川地区、宇賀川南地区、田口地区、田光地区、杉谷地区の6地区、21地点、延長138mである。

ボーリング地点は、予め地形・地質調査によって推定された断層位置を挟んだ2〜5地点で、かつ1,000年前程度の比較的新しい地層の分布が予想される場所である。ボーリングの掘削は削孔径φ86mmのオールコア採取とした。ボーリング柱状図の一覧を図2−2−6−1図2−2−6−2に示す。