(1)地形面の区分と対比

地形判読の結果、断層変位地形の変位基準面となる地形面を表1−4のように区分した。このうち、なお中位面相当の扇状地面を中位扇状地面、低位面相当の扇状地面を低位扇状地面とした。またこれらの地形面について既存の文献資料の地形面区分との対比を行った(表1−5)。

表1−4  調査地の第四紀地形面区分

高位面は一般に開析されているが丘陵の頂部には平坦面が保存されており、特に櫛田川南岸では比較的面の保存が良い。中位面および低位面はほとんど開析されていない。

表1−5 調査地の第四紀地形面区分と既存文献による区分との対比