(5)NMO補正及びCDP重合

CDPアンサンブル(各CDP[発振点−受振点の中点]毎に対応するトレースを集めたもの)を発振点〜受振点間距離の違いによる反射波の到達時間の遅れを補正し、発振点と受振点が同じ場合(ゼロオフセット)の時間に合わせる操作がNMO補正である。NMO補正を行うにはあらかじめ地下の速度分布を設定する必要があり、通常は速度解析により得られた速度分布を用いる。このNMO補正後のCDPアンサンブルを足し合わせて反射シグナルを強調する操作が水平重合(CDP重合)である。本調査では30重合(ミニバイブを用いた場合は29または30重合)で実施した。