2−2−3 淀・観月橋側線

桂川測線および三栖測線の結果を踏まえ,宇治川断層の東西両側延長を把握することを目的に,淀測線および観月橋測線を選定した.

淀測線は,桂川測線の始点付近を通り,桂川を横断する北西?南東方向に2,500mの測線長で設定した.一方,観月橋測線は,三栖測線より東側約1,000m離れた箇所に,三栖測線と同様に宇治川を挟んで測線長1,370mで設定した.

調査では,実施時期や桂川測線・三栖測線の結果を考慮して,受振点間隔5m,発震点間隔10m,同時受振チャンネル144chとした.震源には周波数制御型バイブレーター式震源を用いた.