6−4−7 今後の課題

本調査では,活断層の活動性,最新活動時期,再来周期を明らかにすることができなかった。

今後の方針として,本調査結果を基に,活断層の性状をさらに詳細に解明することがあげられるが,活断層調査だけに限らず,一般公共事業で行われる地震考古学的な調査(埋蔵文化財発掘調査における遺物・遺構の包蔵層のずれ液状化の検出),道路・地下鉄・上下水道・建築のための地質調査・工事などがリニアメント付近に該当する場合には,活断層に留意した調査計画・内容とし,活断層に関するデ−タを蓄積して,地域防災計画の貴重な基礎資料を作成していくことが必要と考えられる。