7−4−2 活断層の分布

京都盆地−奈良盆地断層帯は、多くの活断層が群をなして連なってできているが、山科盆地との位置関係によって、盆地の西縁部に分布する花山断層、勧修寺断層、小栗栖断層のグループと盆地の東縁部に分布する黄檗断層、小野断層、御蔵山断層、木幡撓曲のグループの2つに分けることができる。

断層運動のセンスの点では、

@ 盆地の西縁部の断層:西上がり東下がり、

A 御蔵山断層: 同前、

B 盆地の東縁部の断層:東上がり西下がり

に分けられる。

御蔵山断層が東縁部の中で逆センスを示し、西下がりの黄檗断層と地溝を形成している。