(2)分析結果

6試料について分析を行った。

年代測定結果の説明を図4−5に,年代測定結果を表4−5に記す。

年代測定の結果,No.1及びNo.4ボーリングの表層部分試料の年代は1万年以上の年代を示し,同一層準で土器片が見られることからこれらの年代値を示した試料は再堆積によるものと思われる。

No.1の10.1m及び11.1mの年代値は逆転しているが大きな差はなく,その腐植物が堆積した年代を示していると考えられる。

No.4の13.45mと15.2mは大きな年代差が生じていることから,この間に不整合を考える必要がある。No.4の13.45mはNo.1の11.1mよりも下位の腐植土であり,No.4の15.2mは大阪層群中の試料と考えても矛盾はない。