(4)ピット調査

ピット調査は、表層堆積物の厚さや形状を把握し、沖積堆積物や段丘相当層の堆積年代に関する情報を得ることを目的として実施した。三峠断層の質美地区(瑞穂町)では、人力掘削によるピット孔内で壁面を直接観察した。また殿田断層の中台地区(瑞穂町)では、地盤の悪い水田内の調査となったことから、パーカッション式採土器を用いて、径86mmの柱状試料を採取・観察した。調査数量は、中台地区6箇所、質美地区4箇所である。

写真2−3 ピット調査状況(パーカッション式採土器)