5−3−1 長さ

F1断層は反射法地震探査の馬路測線,河原林測線および保津測線で確認し,確認した区間の長さは約3kmであり,周辺の地形・地質分布を勘案すると,最大の長さは約13kmと推定できる。

F2断層は保津町南方のL1面の撓曲崖から反射法地震探査河原林測線で確認され,確認された区間の長さは約3.3kmである。反射法地震探査馬路測線で確認された断層まで連続すると仮定すると,この区間の長さは約4.5kmである。

「盆地内の亀岡断層」(F1断層+F2断層)の長さは反射法地震探査馬路測線から保津町南方のL1面の撓曲崖までは確実であり,約4.6mとなり,最大の長さはF1断層と同様に約13kmと推定できる。

F3断層の長さに関して本調査では新知見を得られなかったため,「近畿の活断層」(岡田・東郷,2000)による亀岡断層帯B千歳とC諸畑の長さの合計により,長さ約10kmとした。

また,「亀岡断層全体」の長さに関して本調査では新知見を得られなかったため,「近畿の活断層」(岡田・東郷,2000)による亀岡断層帯の長さ12.7kmとした。