5−1−3 F3断層

F3断層は反射法地震探査河原林測線の最も山麓側で確認し,基盤岩と堆積層の境界をなす断層として現れる。E反射面(基盤岩上面)の変位量は約135mであるが,堆積層中ではF3断層を挟んで下盤側と上盤側で明瞭に対比できる反射面がないため,新規の活動性に関する情報は得られなかった。また,F3断層はほぼ山麓線に沿う断層であるが,山麓線を横断する地形面に明瞭な変位地形は認められなかった。