(1)「盆地内の亀岡断層」の変位量

河原林測線では「盆地内の亀岡断層」による変位量はE反射面で約160m,D反射面で約115m,C反射面で約100m,B反射面で約65mであり,上位の反射面ほど変位量が大きくなる傾向がある。一方,馬路測線では「盆地内の亀岡断層」によるE反射面の変位量は55mで,D〜B反射面の変位量は約50mでありほとんど違いはなく,反射法地震探査(P波)の測定・解析精度を考慮するとほぼ同程度の変位量であるといえる。保津測線では「盆地内の亀岡断層」によるE反射面の変位量は約285mである。なお,保津測線では「盆地内の亀岡断層」の上盤側にB〜D反射面は分布しない。