(6)火山灰分析

まず,試料を乾燥・水洗・ふるい分けして薄片を作成し,顕微鏡で火山ガラス,主要鉱物の含有量を調べ,ヒストグラムを作成するとともに,火山ガラスの形態を観察した。次に,火山ガラスの含有量の多いものや特徴的な重鉱物を含む試料の火山ガラスや重鉱物の屈折率を測定した。火山ガラスや重鉱物の屈折率および火山ガラスの形態などに基づいて,指標火山灰との対比を行った。

また,火山ガラスや火山灰起源の主要鉱物の屈折率測定で指標火山灰との対比が困難な試料についてはEPMA法(EDS)による主成分分析を実施した。