(2)山麓堆積地形

山麓堆積地形は,扇状地面(af面),崖錐斜面(dt面),浅い谷底面(vb面)に区分した。

a) 扇状地面(af面)

山麓付近を扇頂とする大小の扇状地面(af面)がほぼ連続して分布する。判読範囲では七谷川の扇状地が最もよく発達し,長さ1.5〜2km程度の規模を有する。

b) 崖錐斜面(dt面)

崖錐斜面(dt面)は山麓部や段丘崖などの急斜面下に分布する。

c) 浅い谷底面(vb面)

浅い谷底面(vb面)は段丘面や扇状地面をわずかに開析する幅20〜100m程度の細長い浸食・埋積面で千歳町国分〜千歳町毘沙門付近に分布する。