1−3 調査項目及び内容

調査対象地域の活断層の分布およびその性質(特に、活動周期、最新活動時期など)を明らかにするために、次のような手順で調査を行った。

@ 空中写真判読:断層運動に関係する地形を判読して変位地形を抽出し、活断層の位置および性質を推定する。

A 踏査:現地にて、断層露頭の確認や、空中写真から判読された変位地形を確認すると共に、後続調査の内容を明らかにする。

B 調査ボーリング:空中写真判読および踏査において、最も有効な調査地を選択し、活断層を挟んで(間隔15〜20m)2本のオールコアボーリングを行い、トレンチ調査では確認できない、より深い活動を把握する。

C トレンチ調査:空中写真判読、踏査およびボーリング調査の結果、活断層の存在が確実とされる箇所において、活断層に直交する方向で、深さ2〜7m程度のトレンチを掘削し、断層の活動周期、最新活動時期、変位量などを把握する。

D 上記の項目を総括し、ストリップマップを作成する。

以下に調査数量をまとめる。

(1)調  査  数  量

○地形地質調査

文献調査    20文献

空中写真判読 80km2

地表踏査 縮尺1/2.5万

          24km2

○ボーリング調査

(分析費を含む) *ボーリング調査数量を別表(表1−1)にまとめる

○トレンチ調査

(分析費を含む) *トレンチ調査数量を別表(表1−2)にまとめる

○その他

報  告  書