1−1 調査目的

「平成7年度 京都府活断層調査」において、「亀岡盆地及びその周辺地域」は詳細な活断層調査の必要が認められる地域の一つであるとの見解の下に、航空写真判読によって、活断層分布図を2万5千分の1の精度で作成した。

 本調査は京都西山断層群の中に存在するとされている活断層を発見し、その活動履歴を明らかにする事によって、地震防災対策に資することを目的とする。

 本調査の対象地域として、関連分野の学識経験者から構成される京都府活断層調査委員会における検討を踏まえ、空中写真判読の結果、京都府西山断層群のなかで亀岡盆地及びその周辺地域から活断層の存在が確実とされる3箇所を選定した。