(1)花岡山・万日山地域

独鈷山北斜面には、直径 1 m を越える巨礫(安山岩)まじりからなる新期の崖錐堆積物が堆積している。万日山〜花岡山の北側斜面にも、広く崖錐堆積物が分布している。これらの厚さは 3 m 以上におよぶ。しかしながら、花岡山北側では造成等による人工改変が進み、自然地形はよく観察できない。墓地の東側に僅かに自然地形を残すが、巨礫が点在する状態が観察される。

米軍写真では、リニアメントが判読された。崖錐堆積物(東肥自動車学校下の崖面・変位不明)中の段差として判読された。しかし、現地踏査の結果、地形が改変されており、現況では人工地形のように判断される。図3−1−9に地質平面図を示す。