5−1 位置・規模

日奈久断層帯は、益城町小池から八代市日奈久付近を通過し、田浦港沖合(八代海)の白神岩付近に至る延長約60kmの断層帯である。しかし、小川町から八代市に至る南部では本体とも言うべき主要断層が、沖積低地面の下に潜在している地域もあり、未だ、その詳細な位置については特定できない区間も多い。

また、日奈久断層帯については、断層の型状等が地域によって異なることから、複数のセグメント(一体として活動する範囲)に分割される可能性があるものの、今回の調査では特定できなかった。