(1)調査経緯

高塚B地区は、砂川より約0.5km南に位置し、阿蘇火砕流堆積物によって構成される丘陵地と平野部との境界に位置する。この一帯でのリニアメントは、娑婆神峠から山麓斜面を抜けて南部田に至るリニアメントが砂川の北側でいったん途絶え、南側で再び方向性を変えて直線的に伸びている。トレンチ掘削地点は、この砂川南側のリニアメント上に位置している。

高塚地区ではトレンチを1ヶ所実施した。掘削地点を図3−6−2−1に、掘削規模および使用機材を以下に記す。また、トレンチの長軸方向は、N30°W方向である。

(高塚B地区トレンチ掘削規模)

長さ   幅/敷幅   深さ (単位:m)

T−1 10 4/1 4

(使用機材)

ユンボ(SK120)  KOBELCO 製 1 台