3−10−4 海上コアリング

上記音波探査結果をもとに、海上コアリングを実施した。コアリングは、目標地点で台船からクレーンでピストンパイプを吊り上げ、海中に降ろし、目標となる海底に挿入する。コアリングに用いるパイプは、長さ7〜10mのアルミニウム製であり、軟弱な未固結層は採取可能であるが、ある程度固い地盤になると採取不可能となる。

今回の調査では芦北町の白神岩より北方約500m地点において、音波探査の予備調査の後、コアリングを実施した。実施本数は4本であり、図3−10−4−1にコアリング地点の音波反射断面及びコアリング箇所を、(写真3−10−4−1)にコアリングの作業状況を示す。