9−3−3 単位変位量

国府津−松田断層の鉛直平均変位速度は海成沼面の変位量とHk−TPflの変位量から約3mm/年となる(松島,1982;山崎・水野,1999)。3mm/年の平均変位速度と平均活動間隔から鉛直変位量を求めると、平均活動間隔を1000年〜1100年とすれば、約3.0〜3.3mとなる。この約3.0〜3.3mは曽我原地点で採用した単位変位量1.6mよりも大きいが、トレンチ地点より広範囲の変形を含んでいると考える。