7−2 ピットおよびボーリングでみられた地層の層序

ピットの壁面では、河南沢によって形成された沖積錐の構成層である砂礫層(B1層)および腐植質シルト層(B2層)が観察された(図7−2図7−3)。沖積錐の砂礫層は宝永スコリアとシルト層(A層)に覆われている。ボーリングでは深度6.5〜7.5m付近に腐植質層を挟む礫層(C層)が、深度12m付近に富士山起源のスコリアY−133に覆われた礫層(E層)が確認された(図7−4)。松田地点でみられた地層の層序と年代を表7−1に示す。ピットでみられた地層はA、B1層、B2層に区分された。ボーリング調査ではさらに下位の地層であるB3〜E層がみられた。