4−6−1 最新活動(断層活動1)

西壁面ではfw−4がc層を変位させ、c層内で消滅する。東壁面ではfe−4−2がc層を変位させ、c層内で消滅する。南壁面のfs−2もc層を変形させ、c層内で消滅する。c層内で断層が消滅しているが、変位が小さいので、断層が当時の地表まで到達しなかった可能性がある。昨年度の第1トレンチでは断層はC層を切りB層に覆われていた。第1トレンチと第2トレンチとの距離は約10mであり、最新活動は第1トレンチの最新活動と同じものと考える。

したがって、最新活動は昨年度の第1トレンチの成果を採用してAD1100年〜AD1350年(650年前〜900年前)とする。