4−3−11 j層

j層は分級の悪い砂礫層で、一部で葉理が発達している。東壁面でfe−2より低下側に分布し、最大層厚は1m以上である。西壁面ではfw−1とfw−3の間に分布しており、液状化により上位のi2層や下位のk層に入り込んでいる構造が認められる。

14C年代は東壁面で4840±40y.B.P.(BC3680−3620、BC3580−3530)が得られているが、l層と年代が逆転しており、試料は小さな炭化物であることから、下位層からの再堆積の可能性が高い。