3−2−1 活断層図の解説

国府津−松田断層の前面には千代台地と呼ばれるHk−TPflの台地があり、その西縁の小田原市高田から同市東大友には低断層崖が連なる(活断層研究会,1980など)。台地西縁の中部、千代小学校東方では緩斜面となり、その基部に低断層崖がみられる。また、千代台地を横切るENE−WSW方向の低断層崖が2条みられた。北側のものは北低下、南側のものは南低下である。小田原市高田では昨年度トレンチ調査を行った(神奈川県,2003)。今年度は千代小学校東方で小田原市教育委員会による千代南原遺跡の調査が行われ、観察を行った。