(3)岡崎地区(文献)

松田ほか(1988)31)による最新活動時期は、延暦・貞観年間のテフラ層(約1100yBP)堆積以降で、宝永スコリア堆積以前である。最もよく適合する歴史地震は、元慶2年(西暦878年)の相模・武蔵の地震(理科年表M7.4)である。再来間隔は5000年以上である。

以上をまとめて伊勢原断層の活動時期を図3−3−1に示す。

各地区の断層活動が同時期であった可能性はあるが、実際に同時期であったかどうかは決定し難い。