2−3−1 物理探査

鹿児島湾西縁断層について,断層の位置,構造,活動性等を明らかにすることを目的に,物理探査を実施する。物理探査は,P波による反射法探査とし,深部対象及び浅部対象の2種類の手法で実施した。

深部対象の探査では,永田川河口部及び南港から沖合方向に向かう2測線及び両測線をつなぐ南北方向の1測線で,ウォーターガンを音源としてストリーマー方式あるいはベィケーブル方式のマルチチャンネル音波探査を実施した。

また,浅部対象の探査では,永田川河口部から沖合,材木港沖及び南港沖の3測線で,高周波音源であるユニブームを用いたシングルチャンネル方式の音波探査も実施した。