4−3 まとめ

これまでの調査によって明らかになった、活断層としての長尾断層の特徴および地震像は以下の通りである。ただし、活動時期、間隔については、14C年代測定データによって多少変わる可能性がある。

@活断層の区間:   香南町西庄〜大川町南川

A活断層の長さ:   約20km

Bセグメント区分:  高松市東植田町二子山(圧縮性バリアーの可能性)がセグメント境界

西セグメント=約9km

東セグメント=約11km

C断層面の形態:   東西走向,50〜80°南傾斜

D変位様式 :     逆断層(南側隆起)右横ずれ成分を伴う

E単位変位量:   1.5〜2.0m

F平均変位速度:   約10cm/千年

G最新活動時期(R):   6,000〜12,000年前

H1つ前の活動時期: 29,000〜32,000年前

I活動間隔(T):    17,000〜26,000年

J次の地震までの時間 : 5,000〜20,000年(1万年±数千年)

K地震危険度:     R/T≒0.4 

L地震規模 :    M7.1±0.1