(4)解析方法

解析は、ワークステーション(Sun4/10:Solaris)の解析プログラムによって行われる。解析では、まず比抵抗構造モデルを仮定してそのモデルから計算される理論的な電位の値と実測データが最もよく一致するように、この比抵抗モデルを修正していく。理論電位計算には、地下構造が層構造を成し水平方向に極端な構造変化がないことを前提として解析されるリニアフィルター法が用いられた。比抵抗モデルの修正量は最小二乗法によって求め理論電位計算を行い、理論値とデータの差異 がある一定の値(測定誤差)より小さくなったり、あるいは一定の値(通常は数%)に収束したら繰り返し計算を終了する。

図5−2−5 解析フローチャ ート