(3)測定方法(図5−2−4)

まず、固定電極を測線から十分離れた地点に設置する。固定電極は遠電極とも呼ばれ電流電極C2と電位電極P2からなる。これらは一般に測線の端部から外側に探査深度の約10倍以上離す。これらの遠電極をケ−ブルを用いて電気探査機に接続する。次に各測点に電極を設置し、これらの電極をケ−ブルを用いて、測定本部の電気探査機に接続する。

測定はまず電流電極C1を固定し、C1とC2間に通電する。そして、電位電極P11、P12、 P13、・・・、P1nと遠電極P2との間の電位差をそれぞれ測定する。ここで最小電極間隔と はC1とP11間の距離で、最大電極間隔とはC1とP1n間の距離を言う(第一展開)。次に電 流電極C1および電位電極P11、P12、P13、・・・、P1nをそれぞれ最小電極間隔の距 離だけ移動して同様の測定を行う(第二展開)。以上の操作を測線全体にわたり繰り返す。なおこれらの操作は測定本部のコネクタ−ボックス上での端子の切替により行う。

図5−2−4 測定状況