7−1−1 ボーリング調査の概要

断層位置の特定と、断層の地下での規模を把握するため、オ−ルコア試錐を堀削し、年代推定に必要な試料を得た。

掘削深度は5〜10メ−トル程度、採取コア径は原則60ミリメ−トル以上とし、総延長は40mである(表7−1)。掘削工法は、地層の変化に応じてコア採取率を十分に満たせる有効な方法を用いた。また、最寄りの基準点又は独立標高点からの水準測量により、各試錐孔の標高を求め、調査実施箇所とともに、ボ−リング地点図に表した(図7−1)。

採取したコア及び試料について、以下の処理・分析を行った。

1)コアの分割

採取したコアを縦方向に半割し、片側の表面を整形し、0.5メ−トル又は 1メ−トル毎に区切ってコア箱に納め、写真撮影を行った。その後、残りのコアと合わせてコア箱に収納した。

2)柱状図の作成

コアについて、縮尺20分の1の柱状図を作成し、層相、粒度、固結度、堆積構造等について岩相を記録した。

3)分析用試料の採取

半割分のコアから、年代推定に必要な試料を採取した。採取した試料は、試料の種類毎に分類し、試錐番号、採取深度等を記載したポリ袋に封入した。

4)分析用試料の採取

残りのコアは、委員会の指示に基づいて、処理・保管した。

5)試料の分析・測定

得られた試料をもとに、年代推定のための分析・測定を行った。

・炭素同位体用試料     30試料