3−3 新夏油地域

No.8測線(測線長440m) 

No.8測線は、北上市新夏油に位置する段丘面上に設定した。後述の新夏油トレンチの北約10mの位置にあたる。夏油川の対岸の段丘面も同一の地形面と思われ、その堆積物の14C年代が後述のように約1.5万年前であることから、L段丘面に対比される。断面図から読みとれる撓曲帯の幅は約400m、垂直変位量は約6.5mである。

No.9測線(測線長500m) 

No.9測線は、No.8測線北側約30mの段丘面上に設定した。段丘面はNo.8測線と同様の理由から、L段丘面に対比される。断面図から読みとれる撓曲帯の幅は約400m、垂直変位量は約7.5mである。

No.10測線(測線長540m)

No.10測線は、新夏油トレンチの北約300mのL段丘の開析谷底に設定した。断面図から撓曲変形は読みとれなかった。