6−2 採取コアの処理

採取したコアについて、室内の作業場において以下のような処理・分析を行った。

@ コアの分割

採取したコアを縦方向に半割にして、片側の表面を整形し、0.5 mもしくは1m毎に区切って、コア箱に納め、写真撮影をした(写真6−1)。その後残りのコアを合わせてコア箱に収納した。

A 柱状図の作成

コアについて縮尺20分の1の柱状図を作成し、層相・粒度・固結度・堆積構造・変形構造等について岩相を記載した(図6−1)。

B 分析用試料の採取

半割分のコアから、以下に示す試料を採取した。採取した試料は、試料の種類毎に分類し、試錐番号・採取深度等を記載したポリ袋に封入した。試料が不足する場合には、残り半割分からも採取した。

・炭素同位体年代測定試料

・微化石分析用試料(花粉・珪藻等)

・火山灰

・考古遺物

C 汎用試料の採取

残りのコアは、礫層を除いて、汎用試料として層厚約10cm毎に区切って採取し、試錐番号・採取深度等を記載したポリ袋に封入した。分割は、なるべく単層境界で行った。