(5)1N面

犬走りより下方の法面は、(1N42.85,D3.70)から(1N38.24,D1.85)に走向傾斜がN40E21Wの断層と(1N42.22,D3.68)から(1N40.60,D3.36)付近から傾斜を低角度に変化させてE層腐植質層内で不明瞭になる逆断層が観察される。また、傾斜が逆方向の小断層(走向・傾斜:N7E・40E)も(1N42.40,D3.44)から(1N43.00,2.64)にかけて観察され、共役系の逆断層のように見える。

犬走りより上方の法面では、C層内において(1N37.64,D1.69)から傾斜を変化させながら(1N36.44,D0.83)付近でC1層に達するが、上盤側のC1層との関係は確認できない。また、B層より上位の地層と断層との関係も不明である。