(2) 4S面

3S面では(3S36.00,D1.20)付近のC層の礫層の変位量が不明瞭であるためにこの変位量を確認する目的で追加掘削として4S面の観察を行った。

(4S36.96,D2.20)から(4S36.00,D1.38)にかけて断層が1条確認され、C層礫層の変位は礫層の底面で逆断層センスで水平55cm,垂直19cm、頂面で水平52cm,垂直19cmである。しかし、(4S36.00,D1.38)より上方で断層は不明瞭となりほとんど確認できなくなる。C1層(腐植層)も含めてこれより上位の地層は撓曲しているだけで断層によって切られていない。