(4)B層

下部層である礫層のB2層と上部層である腐植層のB1層に区分できる。

B2層は基質の多い礫層からなる。猪去沢層砂岩,軽石凝灰岩起源の礫からなり、風化は著しい。礫は円磨されている。分級が非常に悪く盛土のようにも見える。層厚は10cm程度である。この層から3,830±130y.B.P.の14C年代を得ている。

B1層はアズキ色〜暗褐色の砂混じりシルトで腐植質である。層厚は10〜5cmで、C1層の土壌より成熟している。西側トレンチでは暗褐色の上部層と暗黒褐色の下部層にさらに細分できる。