6−2−6 トレンチ法面の観察およびスケッチ図の作成

整形した法面の地質を詳細に観察し、縮尺1/20スケッチ図を作成し、記載した。観察およびスケッチ図の作成は、以下の要領で行った。

・地質の観察等は、肉眼で識別でき、かつ所定の縮尺でスケッチ図に表現できる精度に地層を単層単位に区分し、単層ごとの層相、変形構造、地層境界の性状、層位関係、断層・亀裂、液状化痕跡等について詳細に行い、スケッチ図を作成し正確に記録した。

・断層活動が生じた層準(イベント層準)および地震動の痕跡を認定し、その確実さの程度に区分して、認定の根拠を記述するとともにスケッチ図に表示した。

・地層の観察等は、原則として法面1面毎に記録が完成した時点で、逐次、監督員または監督員が指定する代理人に提示し、その承認を得た。監督員あるいはその代理人から観察等の不備を指摘された場合には、指摘された箇所の観察等を再度行い、改めて監督官等の承認を得た。