３−３−１　概要
花巻断層帯は松田（１９９０）が南昌山断層、上平断層、江釣子山南断層（活断層研究会、１９８０）を長さ２３ｋｍ、活動度Ｂ級の一連のセグメントとして示したものである。その後、各断層のデータについて活断層研究会（１９９１）が修正を加えている（図３−１）。ところで、図３−１をみると松田（１９９０）が花巻断層の南限とした上平断層の南隣には江釣子山南断層が分布しており、その間隔は約１ｋｍである。したがって、花巻断層帯と北上西断層帯とを区分することにも検討の余地がある。