4−2−8 長期的な予測

マグニチュード7クラスの規模の大きな活動は,4,000年より短い間隔で繰り返し発生する可能性が高い

調査で確認された活動間隔は4,000年程度以下,最終活動時期は約2,000年前であることから,現時点では約半分の時間が経過していると考えられる.しかし,今回の調査で確認できていない活動が残されている可能性は十分にあり,活動間隔は断定しきれないのが現状である.また,現在の活断層調査手法では,M6クラス以下の内陸性地震の発生状況を把握することは困難である.過去の記録を見る限り,このような地震は県内外で頻発しており,地震に対する注意を怠るわけにはいかない.