3−5−1 調査位置の選定

平成10年度に行われている梅田B遺跡の発掘調査地域のうち,撓曲崖と考えられる地形は南半部に見出された.この地形は北東から南西に向かってやや不明瞭になっていくが,発掘調査によって上部の地層が失われておらず,地表付近の地層も連続的に観察できる位置が最良であると判断したことから,見出された地形の南端部を詳細調査位置として選定した(図3−5−3).

図3−5−3 梅田地区詳細調査位置図