4−5−4 単位変位量についての検討

梅田地区のトレンチ調査では、主断層とは考えにくい平野側隆起の逆断層が確認された。この断層は、物理探査の結果などから主断層の活動に伴って形成された副次的な断層であると考えられる。トレンチで確認した断層の垂直変位量は0.9〜1.0mである。主断層はこれ以上の変位を示す可能性があるが、2年度にわたる調査では詳細に把握できなかった。