4−1 これまでの調査で明らかになった事項

森本・富樫断層帯は、以前から地質構造等の調査に基づいてその存在が推定されていたものの、断層の正確な位置、構造、活動履歴等、詳細についてはほとんど検討が行われておらず、金沢市という都市近傍に位置するものとしては不明点の多い断層であった。平成8年度調査を通じて森本断層の存在が確認され、その活動履歴についても解明の糸口をつかむことができたが、平成9年度調査ではこれらのさらなる解明を試みた。

平成9年度の調査で明らかになった事項を、地区ごとに以下に簡潔に示した。