(1)極浅層部反射法弾性波探査(四十万測線)の概要

@目 的

地表地質踏査の結果、四十万地区では卯辰山層以下の地層が大きく撓曲し、段丘礫層もやや傾斜していることが明らかになった。平成8年度に実施した反射法弾性波探査では、地表地質踏査において四十万地区と同じような地質構造をもつと推定された金沢市神谷内地区および梅田地区の2測線において、丘陵と平野の地形境界よりやや平野寄りに複数の断層が伏在していると推定された。これらのことを受け、四十万地区でも同様の位置に断層が伏在している可能性が考えられることから、地表からの深度が100m程度までの地質構造を明らかにする目的で極浅層部反射法弾性波探査を行った。

A探査位置および測線長

金沢市四十万地内の農道・林道:測線長448m(図3−4−3

B探査実施期間および測定時間

平成9年9月22日〜9月27日,夜間作業(午後9時〜午前6時)

C探査対象深度

深度100m程度まで