(4)トレンチ調査の結果

小坂地区におけるトレンチ調査の結果、以下の事項が明らかになった。

@T9−3トレンチでは断層は見いだせなかった。

A約3,000年前に堆積した砂層を起源とする液状化の痕跡が見いだされ、砂脈は奈良・平安時代の土器片を含む地層(OS1)より下位の地層まで到達していることが明らかとなった。なお、トレンチ掘削地点であるレンコン畑の耕作者から、「時折土器片が出る」という証言が得られたことから、土器片の含まれる地層(OS1)は耕作により人為的に乱されている可能性が考えられる。