3−2 梅田地区

平成8年度調査では、金沢市梅田地内で行ったトレンチ調査により約2,000年前に活動したと推定される断層の露頭が確認された。しかし、確認された断層は平野側が隆起しており、副次的な断層であると考えられることから、周辺の別の位置に主断層が伏在しているものと推定された。また、この地区では道路建設工事に伴うボーリングや発掘など既存の資料が豊富に得られている。これらのデータを補完することにより森本断層の主断層が確認できる可能性が高いと考えられることから、平成9年度調査においても梅田地区で調査を継続することとした。