3−4 森本断層の分布と構造

活断層研究会(1991)の新編「日本の活断層」では、森本断層は、北北東−南南西走向で東側隆起、長さ18kmの断層として記載がある。これらの根拠として、卯辰山層や高位礫層の撓曲等が指摘され、活動度はB級(10〜100cm/1,000年)とされている。森本−卯辰山間の活動年代は50×104年前以降、変位量は130m以上、これらから求められる平均変位速度は0.3m以上/1,000年とされている。