3−1−4 物理探査

1)反射法弾性波探査(疋田−神谷内測線)

・山麓付近から平野側にかけての数百mの間に、複数の反射面の不連続が確認された。このうち、不連続の幅が最も大きいのは山麓からJR線にかけての地下に存在する。

・森本断層は連続した撓曲ではなく、地下では地層が切れている可能性が大きい。

・JR線より平野側(海側)では卯辰山層以下の層もほぼ水平に堆積している。

2)極浅層部反射法弾性波探査(梅田測線)

・山麓部から400m程度の間には、沖積層基底部と考えられる反射面の不連続帯が複数認められる。

・多くの反射面不連続帯は東側隆起の逆断層を示唆するが、表層部ではこれと逆向きな傾向を示すものが見られる。