(1)極浅層部反射法弾性波探査(梅田測線)の概要

(1)目 的

梅田地区では断層を跨ぐような方向で東部環状道路の建設に伴う工事ボーリングが多数行われている。ボーリング柱状図から推定地質断面図を作成すると、反射法弾性波探査(疋田−神谷内測線)で得られた「断層は山麓線付近から数百m程度の範囲に複数分布している」という結果を裏付けるように、ある程度の幅の間に沖積層基底面の段差が認められる(図2−5−2−1)。

これらの既存調査結果から、地下20m前後の地層まで断層によって切られている可能性があると推定できる。このことから、表層部50m程度の地質構造を明らかにする目的で極浅層部反射法探査を行った。

(2)探査位置および測線長

金沢市梅田地内の農道・測線長420m(図2−5−2−2

(3)探査実施期間および測定時間

平成9年3月7日〜3月11日,夜間作業(午後9時〜午前6時)

(4)探査対象深度

深度50m程度まで