2−2−3 既存ボーリング資料調査

調査範囲およびその周辺で行われたボーリング調査資料から、1200本の地質柱状図を収集した。収集したボーリング柱状図は通し番号をつけて位置図を作成し(付図1−1付図1−2)、別冊柱状図集としてまとめた。また、これらのデータから3地域で森本断層を横切る方向の推定地質断面図を5断面作成した(表2−2−3−1図2−2−3−1−1図2−2−3−1−3図2−2−3−2−1図2−2−3−2−5

表2−2−3−1 推定地質断面図を作成した地域と断面長

A−A’断面では、国道159号より山側に沖積層基底面にたわみがあるように見え、

埋没谷を示していると考えられる。国道を越えて平野側では、沖積層基底面は急激に深度を増しているようである。

B−B’断面では、山麓線から500m程度離れたJR線付近では、標高−40m程度の深さでも沖積層基底面に到達せず、急激に深くなっていると推定される。

C−C’断面では、沖積層基底面は徐々に深くなっているようである。

D−D’断面では、山麓線から600m程度平野側の範囲まで沖積層基底面が数m〜十数mの幅で浅くなったり深くなったりしている。それより平野側では沖積層は急速に深くなっているようである。

E−E’断面では沖積層の下位の洪積層が厚く分布しており、海側に向かって緩く傾斜していると推定される。

図2−2−3−1−1 推定地質断面位置図(神谷内地区)

図2−2−3−1−2 推定地質断面位置図(梅田地区)

図2−2−3−1−3 推定地質断面位置図(金沢中心部地区)

図2−2−3−2−1 推定地質断面図(神谷内地区:A−A’断面)

図2−2−3−2−2 推定地質断面図(神谷内地区:B−B’断面)

図2−2−3−2−3 推定地質断面図(神谷内地区:C−C’断面)

図2−2−3−2−4 推定地質断面図(梅田地区:D−D’断面)

図2−2−3−2−5 推定地質断面図(金沢中心部地区:E−E’断面)

図2−2−3−1−2 推定地質断面位置図(梅田地区)

図2−2−3−1−3 推定地質断面位置図(金沢中心部地区)

図2−2−3−2−1 推定地質断面図(神谷内地区:A−A’断面)

図2−2−3−2−2 推定地質断面図(神谷内地区:B−B’断面)

図2−2−3−2−3 推定地質断面図(神谷内地区:C−C’断面)

図2−2−3−2−4 推定地質断面図(梅田地区:D−D’断面)

図2−2−3−2−5 推定地質断面図(金沢中心部地区:E−E’断面)