(6)長期予測

現時点での調査結果では、トレンチ調査地点の断層がいつも動くと仮定すると、活動間隔は3,000年以上であると考えられ、最終活動時期は2,000年前程度であると推定されている。仮に平均的活動間隔を最短と考えられる3,000年、最終活動時期を古くとって2,000年前とすると、あと1,000年程度は活動しないといえるが、今後トレンチ等の調査を更に追加し、より詳細な検討が行われることによりこれらの値は大きく変化する可能性がある。しかし、今回の調査を通じて、森本断層が数百年程度の短い周期で繰り返し活動しているという証拠は確認されなかった。